猛暑の避難生活…鹿児島県内の体育館の空調設置率は全国46位 整備決まった小学校の体育館もまだ…
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熊本の被災地では、猛暑の中で避難生活が続いています。避難所として開設されることの多い学校の体育館ですが、県内は全国で下から2番目に空調設備の設置率が低いことがわかりました。鹿児島市の中郡小学校の体育館は去年8月の大雨などで避難所となったものの空調がなく、暑さに耐えきれず自宅へ戻る住民もいました。去年、空調が整備されることが決まりましたが、猛暑を迎えた今も、整備が進んでいません。なぜなのでしょうか?
去年、エブリィは鹿児島市の中郡小学校を取材していました。去年8月の記録的大雨と台風が上陸した際、中郡小学校の体育館は避難所となりました。しかし、避難した住民からは、こんな声が寄せられました。
(中郡小学校 中川満教頭)
「暑いので困ると、ずっと避難所にいたいんだけど、長時間いるのも大変だという声があったと聞いた」
鹿児島市内の小・中学校111校のうち、体育館に空調が整備されている学校はありません。こうした状況を受け、去年9月の鹿児島市議会では、2026年度、中郡小学校など10校の体育館に空調を整備する費用を盛り込んだ補正予算案が可決されました。
(鹿児島市教委 管理課 久保浩一課長 ※当時)
「夏がかなり暑い状況もあり、暑い最中に避難をするときに空調がないといけない状況がある。空調が整備された場合、快適な環境で避難が出来ると考えている」
取材から約1年たった31日、中郡小学校を訪れました。しかし、体育館に空調設備は設置されていません。熊本のような大地震が起きれば、この体育館も避難所として使われます。なぜ整備が夏に間に合わなかったのでしょうか?
(鹿児島市教委 管理課・中島祥太課長)
「まだ入札が終わったばかりで、今から工事を始める。事務手続きがあり、学校との調整など、一定の工期が必要」
鹿児島市教育委員会によりますと、入札が終わったのが6月。これから設置工事を始め、空調が使えるのは2027年2月になる見込みだといいます。
(中郡小学校 中川満教頭)
「去年の話が出てから今年度のうちにつくと思っていましたが、30日に業者との話し合いがあり、9月初めから着工の見通しです」
(岡本アナウンサー)
「暑い時期が終わったあとに空調がつくのですか?」
(中郡小学校 中川満教頭)
「空調が使えるのは来年度から。工期は2月までと説明を受けました」
学校側は、この夏には空調が使えるものと期待していました。
(中郡小学校 中川満教頭)
「体育館全体で12台のエアコンを設置するという計画だという説明だけがあって、いつ工事をして、いつから使えるという説明はなかったので、その後、期間があいて、今回そういうことだったのかという感じ」
熊本地震を受け、中川教頭は避難所の役割の重要性を改めて感じています。
(中郡小学校 中川満教頭)
「この環境ではなかなか避難以前に、暑さの問題があると思う」
文部科学省の発表によりますと、県内の公立小中学校の体育館などの空調の設置率は、全国ワースト2位の1.3%。全国の設置率31.7%を大きく下回っています。
2027年3月までに、中郡小学校を含む鹿児島市内10校の体育館に空調が整備される予定ですが、災害は季節を選びません。避難所としての環境整備が急がれています。