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「まだいたとは」…無許可「白トラ」でカンパチ運んだ疑い 4人を逮捕――福岡の業者、鹿児島に依頼 設立から350回、常態化か
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「まだいたとは」…無許可「白トラ」でカンパチ運んだ疑い 4人を逮捕――福岡の業者、鹿児島に依頼 設立から350回、常態化か

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 国の許可を得ていない「白ナンバー」のトラック(白トラ)でカンパチなどの生きた魚を運んだとして、鹿児島県警交通指導課と鹿屋署は23日までに、貨物自動車運送事業法違反の疑いで、鹿屋市の運送会社「煌大」社長の男(31)=同市川西町=と、福岡の「鳴海運輸」社長の男(45)=福岡県久山町=ら4人を逮捕した。白トラによる運送が常態化していた可能性があるとみて調べる。

 逮捕容疑は2月5日から3月20日までの間、2人で共謀し、国土交通大臣の許可を得ずに、カンパチやヒラマサといった活魚を県内の複数の港から県外の魚市場などに有償で運送した疑い。ほかに逮捕された「煌大」役員の男(28)=鹿児島市松原町、同社員の女(65)=鹿屋市川西町=の2容疑者はドライバーとしてほう助した疑い。

 県警によると、専用トラック3台で計9回運んだ。荷主から依頼を受けた鳴海運輸が190万円を受け取り、120万円で煌大に依頼していた。差額70万円は仲介料として鳴海運輸が受け取っていたとみている。「煌大」が設立した2024年12月以降、同じ流れの取引が計約350回あったとして、実態解明を進める。

 25年9月に「白トラに活魚運送を依頼している会社がある」と情報提供があり、県警は両社の動きを追跡するなどしていた。福岡の容疑者は「大半は白トラと知らずに依頼していた」と容疑を一部否認し、ほか3人は容疑を認めている。



 白ナンバーのトラックが貨物を有償で運ぶ「白トラ」は、正規の緑ナンバー事業者に比べ、長時間労働や過積載など依頼側の融通が利きやすいとされる。水産業界でかつて重宝されていたが、4月施行の法改正で依頼側も処罰対象に追加されるなど規制強化が進む。関係者は「気を付ける事業者が多い中、まだ横行していたのか」と驚く。

 水産会社や運送業者によると、白トラは運賃が安い上、積載量や運転手の労働時間に寛容という。鹿児島市の水産会社役員は「数年前までは、県外から鹿児島の市場に来たトラックが、帰るついでに水産物を積むことがよくあった」と証言する。

 一方、トラック運転手の残業規制強化に伴う「2024年問題」を受け、長時間労働で摘発される恐れから白トラへの依頼は激減していたという。役員は「まだ続いていたとなると、水産業界全体に悪い印象が付く」と懸念した。

 大隅地域の漁協関係者も「地元の運送業者が、そんなことをしていたなんて」と驚く。白トラと知っていて依頼することはありえないとし、「取引してしまえば商品の名前にも傷が付きかねない。しっかりと法令を守って」と話した。