産官学連携し人材育成 県庁でKSTC協定締結式 奄美から大島高校も参加
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産官学が連携し、高校生の探究活動の充実や科学技術人材の育成などを目指す「鹿児島科学技術コンソーシアム」(KSTC)の協定締結式が21日、鹿児島市の県庁であった。奄美からは県立大島高校が参加する。県教育委員会は、大学や企業が持つ専門的な知見や最先端の技術などの支援を受けることで、高校生の探求活動の充実や高校教員の指導力向上、生徒同士が学び合う機会の創出につながることなどを期待。大学や企業に連携窓口を設置し、高校への情報提供などを推進する。KSTCは、将来の科学技術を支える人材育成を目指す産官学連携組織で、県立高校10校と、県内の4年制大学6大学、九つの企業や団体が参加する。締結式には、県教育委員会の地頭所恵教育長と各大学や企業の代表らが出席。協定書に署名した。大島高校からは堂薗幸夫校長が参加した。
地頭所教育長はあいさつで「探求活動内容の高度化や多様化に伴い専門的な指導や研究環境など、学校だけでは対応が難しい場面もある。大学には専門的な知見や研究環境を生かした支援、企業などには実社会の課題や最先端の技術に触れる機会の提供をお願いしたい。生徒の活動の充実や教員の指導力向上、生徒同士が学び合う機会の創出につながることを期待している」などと述べた。
大学を代表して、鹿児島大学の井戸章雄学長は「高校生には、地域を学びの場として、新たな視点や発想で地域課題に向き合い、新たな価値を創出、未来をつくる担い手として成長していただきたい」と述べた。また、企業を代表し、新日本科学サイエンティフィックアフェアーズ部の今井統隆部長は「教育や人材育成の一助になればと思い参加した。最終的には会社に入社してもらうご縁があれば非常にありがたい」などと話した。
大島高校の堂薗校長は「地域課題の解決などを探究活動のテーマに取り組む生徒も多い。具体的な取り組みはこれからだが、生徒たちの学びの機会が増えることを期待している。奄美群島の高校コンソーシアムの活動にも情報を生かしていけたら」と話した。
県教委によると、KSTCでは今年度、9月に加盟高校の教員を対象とした研修会の開催や来年1月に県教委主催で行う高校探求コンテストへの大学、企業の支援、審査などの参加などを計画。年度末に成果や課題などを精査し、来年度以降の活動に生かすことにしている。