「絶対に返す」 完封負け糧に打撃力アップ 鹿児島南・赤崎球真捕手
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(第108回全国高校野球選手権鹿児島大会3回戦 鹿児島南3―11神村学園=七回コールド)初回、無死一、三塁の好機に鹿児島南の主将、赤崎球真(きゅうと)(3年)は「絶対に返す」と打席に向かった。そしてライトへの適時打を放った。
赤崎は昨夏の3回戦でも神村学園戦でマスクをかぶった。間近で観察した相手打者は、「ツーストライクに追い込まれてからも余裕がある」。一方、自分たちは2安打に抑えられた。
敗退後、チーム全体で完封負けの経験を糧に打撃力向上に力を入れてきた。「つなぐ意識」を徹底し、意味のない三振や早打ちを減らし、追い込まれてもファウルで粘ってセンター中心に打ち返すことを意識して練習した。
川尻信也監督は「機器などを使って科学的にスイングを学ぶなど、本数より考え方を重視する」練習を積んできたという。
また昨秋の大会では、初回に4得点を奪われて主導権を握られ、敗戦したことから「初回の入り」も意識改革をしてきた。アップ時から全力で準備し、立ち上がりの意識を高めて今大会に臨んだ。
この日の試合の初回、打席に立つ前には、同じ3年の木場田(こばんた)、脇田が安打で出塁した。「強い気持ち」になったと赤崎。追い込まれてから甘く浮いた変化球を捉え、先取点となる適時打を放ち、チームに勢いをもたらした。
結果は相手打線が上回り、コールド負け。だが川尻監督は「ウォーミングアップから集中力を高める練習を重ねてきた成果が出たし、3試合連続で2桁安打を記録した」と選手らをたたえた。赤崎は「神村相手に2桁安打で自分たちの野球ができた」と胸を張った。(大村久)