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鹿児島県 ノネコ対策用カメラ無断で持ち去られる 紛失受け環境省被害届、奄美署捜査 昆虫採集人物と判明
事件・事故 奄美新聞 👁 1

鹿児島県 ノネコ対策用カメラ無断で持ち去られる 紛失受け環境省被害届、奄美署捜査 昆虫採集人物と判明

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 環境省奄美群島国立公園管理事務所(広野行男所長)は13日、先月、奄美市笠利町の市道蒲生崎線で設置していたノネコ(野生化した猫)対策用の自動撮影カメラ計2台の紛失事案が発生したと発表した。奄美署に被害届を提出したところ、同署の捜査により昆虫採集をしていた人物がカメラを無断で持ち去ったことが判明した。

 紛失物は自動撮影カメラ一式(付属ベルト、SDカード、雨よけカバー等を含む)計2台。

 昨年12月に、同業務の請負事業者が同場所へカメラ1台を設置し、以降、毎月1回程度のカメラ点検を行っていたところ、先月23日に紛失(1台目)を確認。翌24日に別のカメラを同位置に再設置したところ、翌25日に再び紛失(2台目)していることを確認したという。これを受けて同日中に奄美署へ請負事業者を通じ被害届を提出。今月10日に同署から連絡がり、紛失場所で昆虫採集を行っていた人物がカメラを無断で持ち去ったことが分かった。

 広野所長によると、今月11日にカメラを持ち去った本人に対し、この業務の目的などを伝えた上で、今後、こうした行為を繰り返さないよう口頭で厳重注意。これに対し「今回の件は申し訳ありませんでした」と謝罪した。持ち去ったカメラの所在については「分からない」とし、請負事業者の所有物のため、同事業者に対し金銭的な賠償を行うとしたという。

 奄美署は被害届を受理し捜査を進めているが、「逮捕の有無等について答えることはできない」としている。

 カメラは、森林域におけるノネコ対策として、同所が実施する「奄美大島生態系維持・回復等業務」の中でノネコのモニタリング用に設置していたもの。昨年も島内の他箇所で複数の類似事案が発生ししおり、未然防止を図る観点から公表することとしたという。

 同所では、環境省、県及び奄美大島5市町村が共同で策定した「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」に基づき、2018年から奄美大島の森林域でノネコの捕獲事業を開始し、25年度から島内全域で事業展開。この事業の一環としてノネコの分布域や生息状況を把握するための自動撮影カメラを森林域の道路内に設置(約450台)し、モニタリングを継続している。同所は「モニタリングで得られた情報は、ノネコの捕獲事業を実施するにあたり、科学的データとして蓄積されるとともに、捕獲作業にあたっての重要な情報源となるので、今後ともカメラ設置に関する理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けている。