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期間限定「学生BAR」開店 地域主体の観光へ 現役大学生協力隊 浅井琴乃さん 鹿児島県龍郷町
観光・グルメ 奄美新聞 👁 1

期間限定「学生BAR」開店 地域主体の観光へ 現役大学生協力隊 浅井琴乃さん 鹿児島県龍郷町

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 鹿児島県龍郷町秋名にある宿泊・飲食施設「イモーレ秋名」で、4月から企業派遣型地域おこし協力隊として働いている浅井琴乃さん(22)=國学院大学4年在学中=が企画した〝学生BAR〟が2、3の両日、同所などで開店した。所属する同大のゼミ生6人と教授が来島。ゼミで取り組んでいる「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)」を試行した。2日間で住民ら100人以上が来店、学生らと親交し、集落に人を呼び込む新たな観光の在り方を模索した。

 浅井さんは、神奈川県出身。同大観光まちづくり学部4年在学中で、4月1日付で協力隊員となった。

 CBTとは、地域住民自らが主体となって企画・運営する観光の在り方。地域の文化や自然環境を守りつつ、旅行者にその土地ならではの「本物の暮らし」や体験を提供して、観光収入を地域社会に還元することを目的としている。

 ゼミ生を伴って来島した井門隆夫教授(64)によると、「旅慣れた観光客は、地域の人が楽しんでいる空間に入り込んで、その国(地域)の文化を体感したいと考えている」と話し、観光の潮流が変化していると解説した。

 学生BARは、学生たちが作った料理や飲み物で住民をもてなす場。「着任以来、島の人に世話になってばかりだった」という浅井さんが、ゼミ生らを招集し実現した。

 初日は、イモーレ秋名に50人以上が立ち飲み状態でにぎやかな夜。3日は、秋名コミュニティーセンターに黒糖焼酎を片手に住民が続々と集まった。

 この日が誕生日の同大の松岡健翔さん(21)=東京都=は女性陣に囲まれお祝いされ、「地元の人との関わりは〝時間を楽しむ〟といった感覚だった。もてなすつもりがもてなされた」と話した。

 同じくこの日が誕生日、松岡さんとハグして互いを祝った秋名集落の山田貢侍(こうし)さん(55)は「学生たちと話し、新鮮だった。集落の人より彼らの方が、地域を盛り上げようという気持ちが強い。さまざまな角度から考察してくれる。いい刺激になった」と感心しきりだった。

 企画した浅井さんは「あらば食堂(イモーレ秋名の飲食施設)の夜の活用を考えている。地元の人、観光客の交流の場となれば、新たな挑戦につながる」と話した。