勇気を持って心肺蘇生法を 鹿児島県・金久中学校 実践的「救命活動」担い手へ
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奄美市名瀬の金久中学校(当田進一校長、生徒231人)で3日、AED(自動体外式除細動器)の使い方や胸骨圧迫などを行う、BLS(一次救命処置)の講習が開かれた。大島地区消防組合消防本部と奄美市消防団女性小隊の職員9人が来校し、学年別に指導。教職員らも参加し、不測の事態に備えた実践的な救命救急への理解を深めた。同校では昨年から、心肺蘇生法が行える人材の育成、救命率向上を目指し、教職員の研修も兼ねた「AED・BLS講習」を実施。命を大切にする「心の教育」を学年ごとで段階的に学び、救命救急への系統的な理解を図る。
講習は同校用にカリキュラムが組まれ、3年間で心肺蘇生の基本を習得し実践できることを目標に、同組合消防本部警防課救急係長、和田賢昌消防司令補(42)が計画。生徒たちは、訓練用の人形やAEDを用いて、圧迫の強さや早さ、リズムを確かめ、電極パッドを装着。グループごとに通報やAEDの準備など、救命処置に必要な連携手順を確認した。
この日の講習では、2、3年生がAEDも扱う一連の心肺蘇生法を実施。講話では、通報から救急隊の到着まで全国平均で約10分と伝え、居合わせた人の救急処置で救命率が2倍に上がると報告し、一次救急の重要性が伝えられた。
1年生は胸骨圧迫の方法などを学び、人形を使って実践。同年の和田明花さん(12)は「(胸骨圧迫を)続けて行う大変さを知った。命を救うためにも学んだことを生かせたら」と話した。
昨年に続き参加した、2年の榮れあさん(14)は「AEDの操作は難しくないことを知ったが、必要な時に扱えるか不安はある。来年の講習で完璧に実践できるよう目指したい」と語った。
和田消防司令補は「1、2年生には圧迫の大変さや一連の流れを教え、3年時に完全な心肺蘇生法を行えるよう計画している。3年間で、勇気を持って救急処置に取り組めるよう伝えたい」と話した。