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陸揚げ訓練など報道公開 日米共同訓練 旧奄美空港で対艦ミサイル訓練も
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陸揚げ訓練など報道公開 日米共同訓練 旧奄美空港で対艦ミサイル訓練も

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 九州・沖縄の各地で20日から始まった日米共同訓練は23日も鹿児島県の奄美大島と徳之島で各種訓練を展開した。奄美市の名瀬港佐大熊地区岸壁では自衛隊の輸送艦「にほんばれ」が車両の陸揚げ訓練を実施したほか、旧奄美空港(同市笠利町節田)では12式地対艦誘導弾を用いた非実射の対艦戦闘訓練があり、ともに報道公開された。

 「にほんばれ」(約2400トン、全長約80メートル)は陸海空の自衛隊が共同運用する輸送専門部隊「自衛隊海上輸送群」の小型輸送艦。訓練は陸上自衛隊と米海兵隊の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」(RD)の一環で、鹿児島市の谷山港で積載した12式地対艦誘導弾関連車両4台を陸揚げする訓練を報道陣に公開した。

 23日午後1時20分ごろ、同船の船首にある大型開口部「バウドア」(船首扉)が開き、岸壁へ渡す可動式の「バウランプ」(前部の搭載スロープ)が降ろされた。船内からは陸自隊員が運転する発射装置車両2台と弾薬車両2台が自走で降り、誘導車両に先導され、陸自瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)へ向かった。車両はいずれも2025年3月に新編した陸自湯布院駐屯地(大分県)の第8地対艦ミサイル連隊の所属とみられる。

 陸自西部方面総監部広報室によると、「にほんばれ」の奄美群島への寄港は今回が初めて。車両などの物資を実際に積載し、海上輸送して目的地で荷揚げする実任務形式の訓練も初実施だとした。

 旧奄美空港であった対艦戦闘訓練は、米国主催の多国間共同訓練「ヴァリアントシールド」(VS)の一環。瀬戸内分屯地のほか、沖縄本島、宮古島、石垣島の駐屯地、分屯地所属の第7地対艦ミサイル連隊の隊員約40人と12式地対艦誘導弾の発射装置を搭載した車両3両が参加し、発射準備からミサイルの再装填(そうてん)までの一連の動作を報道公開した。

 RDでは奄美大島と徳之島、VSでは奄美大島北部が訓練地に含まれ、陸自の奄美駐屯地(奄美市名瀬)と瀬戸内分屯地、名瀬港のほか、奄美大島北部と徳之島の生地(自衛隊施設以外の場所)計19カ所で各種訓練を展開している。

 奄美大島と徳之島では情報収集訓練が続いており、22日夜には、あやまる岬観光公園(奄美市笠利町)で無人偵察機を使用した訓練があった。

 さらに弾薬や補給品のコンテナを積んだ自衛隊海上輸送群の中型輸送艦「ようこう」が23日午前8時20分ごろ名瀬港観光船バースに到着。24日は同船による陸揚げやコンテナの輸送訓練がある。

 自衛隊海上輸送群は陸自の装備運用に詳しい陸上自衛官と、艦艇運用の知見を持つ海上自衛官が共同で任務に当たる。南西諸島島しょ部への輸送能力強化を進めており、今年度末までに瀬戸内町古仁屋へ海上輸送隊1部隊(約20人)と輸送艇1隻(全長35メートル、基準排水量200トン)を配備する計画。