事業所派遣型協力隊任命 荒波地区活性化 再生型観光構築に取り組む 鹿児島県龍郷町
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鹿児島県龍郷町は1日、町北西部に位置する荒波(あらば)地区(秋名・幾里・嘉渡・円・安木屋場)の活性化を図る目的で、今年度新たに「事業所派遣型地域おこし協力隊」2人を採用した。派遣先は、秋名集落を拠点に再生型観光に取り組む一般社団法人ローカルコープ(LC)龍郷(岡江敏幸代表理事)と、体験交流事業を行っている同E´more(イモーレ)秋名(村上裕希代表理事)。耕作放棄地の利活用や持続可能な観光形態の構築に取り組む。事業所派遣型は、地域産業への定着を重視した新たな協力隊の採用形態。自治体から委嘱された隊員が地域の企業や団体で働くことで、任期終了後の起業などにつながりやすいと言われている。
LC龍郷に派遣されるのは、大阪府出身の河村ゆきのさん(31)。1年半前に母親が町内に移住しており、観光で訪れた龍郷ふるさと祭りで経験した舟こぎ競争や八月踊りなどの文化に興味を持ったという。「耕作放棄地の課題に取り組み、再生型・循環型観光につなげたい」と意欲を示した。
イモーレ秋名に派遣される浅井琴乃さん(22)=神奈川県出身=は現在、国学院大学観光まちづくり学部4年在学中。地域住民が主体となり、自然・文化・歴史資源を活用する観光「コミュニティ・ベースド・ツーリズム(CBT)」を学んでおり、同町でもこの知識を生かしたいという。
この日は、役場町長室で任命辞令交付式が行われた。竹田泰典町長は「町の振興のため、地域に溶け込んだ活動をお願いしたい」と期待を示した。