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鹿児島・出水城跡を国史跡に、戦国~江戸初期の山城 国の文化審答申
政治 朝日新聞 👁 1

鹿児島・出水城跡を国史跡に、戦国~江戸初期の山城 国の文化審答申

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 国の文化審議会は19日、戦国時代から江戸時代初期の山城「出水城跡」(出水市麓町、約20ヘクタール)を国の史跡に指定するよう答申した。出水城は薩摩と肥後の国境に築かれ、島津氏が拠点とした。指定されれば、県内の国史跡は36件になる。

 出水城跡は、石垣や堀などで囲まれた区画(曲輪)が林立している「群郭式」の山城跡。米ノ津川と平良川にはさまれた台地の基部付近の丘陵地に位置し、出水郷土誌などによると、鎌倉時代初期には築かれていたとみられる。

 15世紀半ばには、島津氏9代の忠国の弟・用久が薩州家を興して入城した。薩州家は、豊臣秀吉の九州平定の際に降伏して領地を認められたが、その後の朝鮮出兵への対応で秀吉の怒りを買って領地を没収された。16世紀末以降は島津本家が領有した。

 こうした戦国時代から江戸初期にかけての政治状況の変化や、島津氏の国境防衛策などを知るうえで、重要な史跡として評価された。(宮田富士男)