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樟南第二高で入学式 62人が新たな一歩 全国離島唯一の私立高 鹿児島県
スポーツ 奄美新聞 👁 3

樟南第二高で入学式 62人が新たな一歩 全国離島唯一の私立高 鹿児島県

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 【鹿児島県・徳之島】天城町にある学校法人時任学園・樟南第二高校(東良治校長、生徒数196人)の2026年度入学式は7日、同校体育館であった。来賓や保護者ら含め約250人が出席。新入生62人が希望を胸に、高校生活をスタートさせた。

 新入生の学科内訳は、普通科2人、商業科(1、2組)44人、工業科16人。先輩ら吹奏楽部の演奏と温かい拍手を受け、やや緊張した面持ちで入場。一人一人の氏名点呼と東校長の「入学許可」宣言で生徒の一員に仲間入りした。

 新入生代表宣誓では、普通科の首藤聖(ひじり)さん(井之川中出身)が、「樟南二高の生徒としての自覚を持ち、それぞれの目標に向かって勉学やスポーツに励み、先輩方が築いてきた伝統をさらに発展させ、充実した学校生活を送ることを誓います」と力強く述べた。

 東校長は式辞で、同校が1966(昭和41)年、天城町の進学率向上を願う地域住民の熱意で創立され、日本で唯一、離島にある全日制私立高校としての歴史も紹介。建学の精神「博文約礼」も強調しながら、「入学はゴールではなくスタート。夢に向かって努力し続けること、そして思いやりの心を育ててほしい」と呼び掛けた。

 また、時任保彦理事長は「入学式は感謝の日」と述べ、「皆さんが入学してくれたことで学校の歴史が続く」と歓迎し、「今は小さな一歩でも積み重ねれば大きな力になる」。卒業までの〝1059日(約2万5416時間)〟を示し、「自分との約束を大切にし、その時間をどう使うかを自ら考えてほしい」と励ました。

 続いて伊田正則伊仙町長(3町長代表)と植木厚吉PTA会長も祝辞を述べ、「高校生活は将来への準備期間。挑戦の経験は全て財産になる」(伊田町長)と期待を寄せた。

 同校の募集定員は普通科40人・商業科80人・工業科20人の計140人。少子化に伴い、今年度の計62人は過去最少(23年度55人)に次ぐ少なさ。全校生徒数も1976年度の1050人をピークに、今年度も過去最少を更新した。