カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。

← 一覧
「お風呂が沸きました♪」あのメロディで遊びたい――弟の願いを叶えようと、中1女子が仮想おふろリモコン制作 鹿児島キッズプログラミングコンで最高賞
自然・火山 南日本新聞 👁 5

「お風呂が沸きました♪」あのメロディで遊びたい――弟の願いを叶えようと、中1女子が仮想おふろリモコン制作 鹿児島キッズプログラミングコンで最高賞

📰 全文
 鹿児島県霧島市の隼人中学校1年の蓑田汀(なぎさ)さんが「鹿児島キッズプログラミングコンテスト2025」で最高賞の県知事賞・総合グランプリを獲得した。弟を喜ばせようと、パソコンやタブレット上で浴室用リモコンの操作感を味わえる「仮想おふろリモコン」を制作。温度の上げ下げのほか、おなじみのアナウンス「お風呂が沸きました」と「人形の夢と目覚め」のメロディーも忠実に再現した。

 蓑田さんは小学4年からプログラミングを開始。解説動画などを参考に独学で技術を身に付けた。

 仮想おふろリモコンの開発の背景には双子の弟、渉さんの存在があった。

 自閉症の渉さんは音の鳴るものへの関心が強く、自宅の浴室用リモコンが特にお気に入り。「いつでも安心して遊んでほしい」との思いから制作に至った。

 ノーリツ社製の“本物”に限りなく近づけようと、ボタンの配置から色味までデザインにもこだわった。

 温度変更時のアナウンスでは、連打すると声が重複して聞こえる仕様まで再現した。特に湯沸かし完了時のメロディー作りに苦労したといい、一音一音耳で聞き取り、プログラムに反映させた。

 仮想リモコンは、渉さんが跳びはねて喜ぶほど好評だった。蓑田さんは「(受賞できて)夢のよう。もっと弟のための作品を作りたい」と意気込んだ。

 コンテストはNPO法人鹿児島インファーメーション(鹿児島市)などが、子どもたちの興味関心を社会体験につなげてもらおうと毎年開催。7回目の今回は「好きなモノコトからモノづくりを楽しもう!」をテーマに県内の小中学生から172点の応募があった。

 蓑田さんは25日、県庁に塩田康一知事を表敬訪問し、自信作を披露した。