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消滅危機言語…奄美の方言「島口」を大島高校生徒が調査―島内5市町村30集落で聞き取り 日本地理学会のポスターセッションで最高賞
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消滅危機言語…奄美の方言「島口」を大島高校生徒が調査―島内5市町村30集落で聞き取り 日本地理学会のポスターセッションで最高賞

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 鹿児島県奄美市名瀬の大島高校「奄美方言探究班」の3人が、日本地理学会が主催する高校生ポスターセッションで最高賞の会長賞に選ばれた。奄美大島の方言「島口」の地域分布調査をまとめた。「協力してくれた地域住民や学校に感謝。島を出ても島口を使い続けたい」と喜んでいる。

 探求班はいずれも3年の寿藤乙葉さん、森田凉必(すずみ)さん、豊ゆいかさん。島口が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「消滅危機言語」に指定されていることに危機感を持ち、保存・継承していこうと研究テーマに選んだ。

 調査は島内5市町村の30集落で、70歳以上の約60人に35種類の単語を聞き取った。それぞれの分布地図を作り、特徴的な五つの分布パターンを確認した。

 言語学者の先行研究では集落ごとに島口が異なっていた「トンボ」や「カタツムリ」について、今回の調査では共通語で答える人が多かった。「多様性が豊かな言葉ほど共通語化が進みやすい」と結論付けた。

 大会は3月下旬に東京であり、全国の高校から116件の参加があった。森田さんはイントネーションの質問を受けたと言い、研究を引き継ぐ後輩に向けて「調査範囲を広げ、音調の分析もしてもらえたら」と期待を寄せた。

 寿藤さんは「将来は考古学の学芸員になり、聞き取り調査に取り組みたい」。豊さんは「島口を残したいと思っているおじい、おばあは多いと気づいた。自ら行動して継承につなげたい」と力を込めた。