園児12人に絵本1200冊、紙芝居240冊――読み聞かせが日常、劇は里弁でアレンジ、おすすめ本を玄関で紹介…鹿児島・上甑の里幼稚園が文科大臣表彰
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鹿児島県薩摩川内市上甑の里幼稚園(12人)が、2026年度の「子供の読書活動優秀実践園」として文部科学大臣表彰を受けた。読書習慣の育成に向け、園児が絵本を読む時間を日常的に設けたり、発達段階に応じた絵本を保護者に紹介したりしている。「自分の言葉で伝えられる子に育ってほしい」と願って活動してきた。読書習慣の育成は長年の取り組みで、現在の蔵書は絵本約1200冊、紙芝居約240冊。園児が一日の中で何度も手に取る時間を設けているのをはじめ、気に入ったものを互いに紹介することも。教職員らによる読み聞かせや近くの市立図書館里分館の利用も日常化している。
行事でも絵本、紙芝居を積極的に活用する。避難訓練では紙芝居で防災について指導。お楽しみ発表会の劇も園児の希望で絵本「どうぞのいす」を基にアレンジし、地域の協力でせりふに里弁を取り入れた。
家庭への情報発信にも注力。園の玄関でおすすめの絵本を紹介しているほか、園通信で読み聞かせの効果などを伝えている。
4月下旬に東京であった表彰式に出席した中村美智子統括主任(58)は「読書は豊かな感情を育むなど、子どもの成長に欠かせない。多くの言葉を覚え、自分らしく過ごせるようになってほしい」と語った。
表彰は全国で249団体・個人が受賞。鹿児島県からは同園のほか5団体が選ばれた。