忘れ物探しはAIに任せて―写真画像で管理、特徴を入力…鹿児島情報高校生がソフトウェア開発 「AI甲子園」探究テーマ部門で優勝
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国内外の高校生が人工知能(AI)の技術を競う「AI甲子園」が山形市であり、鹿児島情報高校(鹿児島市)の2人のチームが探究テーマ部門で優勝した。忘れ物を写真画像で管理し、忘れた人が特徴を入力するとAIが見つけるソフト「忘れ物Finder(ファインダー)」を制作し発表した。同校は昨年も総合得点や別部門で優勝しており2年連続の快挙となった。大会は、山形県の企業や自治体が運営する「やまがたAI部」が毎年開催しており、6回目の今年は3月20日にあった。社会的課題を解決する「探究テーマ」と航空写真に写る施設名を特定する「競技テーマ」の2部門があり、31校46チーム約100人が参加した。
優勝した2人は、IT競技部に所属する情報システム科3年の西原咲さんと同科2年の實村心香さん=学年は現在。西原さんがプレゼンテーション資料を作成、實村さんがプログラミングを担当した。プレゼンで2人は、ソフトの仕組みや活用の展望を制限時間の7分で説明。西原さんは優勝発表に「震えるくらい感動した」と振り返った。
ソフト作りでは、写真登録の画像圧縮や利用者へLINE(ライン)通知するためのプログラム改修に苦労したという。校内で試行したところ、落とし物の返却率が28.3%となり、約10ポイント向上した。2人は「自動判定機能を強化し駅やバス、商業施設で使われるようにしたい」とした。
實村さんは競技テーマ部門でも2位。「来年は両部門とも優勝したい」と意欲を見せている。