鹿児島空港国際線、アウトバウンドの需要拡大へ助成要件を拡大・緩和…協議会が事業計画を承認
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鹿児島空港(鹿児島県霧島市)の国際線の活性化を図る協議会の総会が鹿児島市内で開かれた。アウトバウンド(日本人の海外旅行客)需要の拡大を目指し、国際線利用の団体客への助成要件を拡大、緩和することなどを盛り込んだ事業計画を承認した。(横峯昂)鹿児島県交通政策課によると、2025年の同空港の国際線乗降客数は前年比41%増の22万1522人(速報値)。20年以降、新型コロナ禍で需要が低迷していた。6年ぶりに20万人を上回ったが、ピーク時の19年(41万1671人)の約半数にとどまっている。台湾・台北、韓国・ソウル便は好調な一方で、日中関係の悪化などから香港や上海は運休が続いている。
協議会は県や関係自治体、航空会社ら52団体で構成。14日の会合で承認された今年度の事業計画では、パスポートを新規に取得して鹿児島空港発着の国際線を利用する県民に助成金を最大で8000円交付する事業を継続するとした。また、団体ツアー客への助成については、対象を10人以上から5人以上に緩和して利用しやすくする。
SNSやインターネットの広告を活用して、県内のみならず熊本、宮崎両県南部のアウトバウンドの潜在需要の掘り起こしを図り、国際定期便の拡充や新規路線開設に向けて航空会社に要望することなども盛り込んだ。
会合の冒頭、協議会長を務める塩田知事があいさつし、「国際線の維持はアウトバウンド需要を増やすことが重要。今後も国際化の促進に着実に取り組んでいきたい」と述べた。