知事賞に川崎さん(瀬戸内町) 鹿児島市で県美展始まる 24日まで
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鹿児島県美術協会などが主催する第72回県美展が16日、鹿児島市の県歴史・美術センター黎明館と市立美術館で始まった。応募総数841点のうち、入賞・入選作品734点を展示。奄美関係では公募の部で、知事賞に瀬戸内町古仁屋の川崎聖一郎さん(39)の写真「命脈、蒼を渡る」が選ばれた。県美展は24日まで。県の美術文化振興を目的に1954年から開催。今年は洋画、日本画、彫刻、工芸、デザイン、写真の公募の部で385点、会員の部で198点、障がいのある人の作品が対象のハートフルの部で151点が入賞・入選した。
知事賞を受賞した川崎さんは第69回大会の南日本新聞社賞に続く2回目の特別賞受賞。今回の受賞作は瀬戸内町の無人島・江仁屋離(えにやばなれ)近海を泳ぐザトウクジラの親子の写真。特別賞の中でも県美術協会長賞に次ぐ知事賞の受賞に「驚きと光栄な思いでいっぱい。北の海から南へ命をつなぎながらやってくるクジラの親子の姿を通し、豊かな奄美の自然環境を感じてもらえたらうれしい」と喜びを語った。
審査委員長の祝迫正豊県美術協会長は「各部門、真摯(しんし)に制作されたレベルの高い作品ばかりだった。今後も県美展の意義を理解し多くの方に挑戦してもらいたい。また、若い人の挑戦が増えてほしい」などと総評した。
このほか、奄美関係では会員賞に鈴木あけみさん(龍郷町)の洋画「I LOVE AMAMI〝奄美を守る麒麟(きりん)」が選ばれたほか、公募の部の洋画、デザイン、立体工芸、写真で8人9作品が入選した。