84歳が自宅を改装、テーブルなど手作り――鹿児島市・伊敷小校区に待望の子ども食堂誕生「地域への恩返し」
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鹿児島市立伊敷小学校の校区内に、待望の子ども食堂が誕生した。元左官業の福森茂樹さん(84)が所有するビルを、約1年4カ月かけてリフォームした「ちいきカフェGoodDayけいあん」(伊敷2丁目)。4月に本格オープンし、2度目を5月16日に予定している。「高齢者や子どもたちの憩いの場にしたい」と意気込む。福森さんはソフトボールスポーツ少年団の指導者、町内会や老人会の会長を務めてきた。校区の有名人で大勢から「ボクさん」の愛称で親しまれている。「地域への恩返しとして、住民が集う場所をつくりたい」と空き店舗だった自宅の1階を改装した。約40平方メートルの店内は、おしゃれな雰囲気が漂う。テーブルや椅子、カウンター、窓枠などは福森さんが手作りしたという。
リフォーム中は近所の人が足を止めたり、声をかけられたりと注目を集めた。チラシ貼りや調理などは家族とボランティアの協力をもらっている。3月末のプレオープンには高齢者を中心に約10人が集まり、笑顔があふれた。
初回の4月18日は定員を上回る盛況ぶりだった。メニューは、キッシュやタマネギのラペ、ミートパイなど7品が並ぶワンプレートとスープ。伊敷小5年の小宮路瑛(はな)さんは「学校の門にあったチラシを見て、友達と来たいと思っていた。ミートパイとポテトがおいしくておかわりした」と満足した様子だった。
限定10食で、完全予約制。中学生以下と80歳以上は無料、その他は300円。電話かショートメッセージで申し込む。福森さん=090(1081)9854。