鹿児島県 奄美市教委 児童生徒支援シート研修 「段階的支援を」 鹿大大学院教授 アプローチ方法など説明
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奄美市のあまみ不登校対策プロジェクトの2026年度第1回生徒指導主任等研修会「児童生徒支援シートに関する研修」が8日、奄美市名瀬の奄美川商ホールであった。市内の小中学校の教頭や生徒指導主任51人が出席。不登校や長期欠席の児童生徒に対する、段階的な再登校への支援などについて学んだ。市教委は、市内における25年度の年間30日以上の長期欠席者は過去最高の206人(24年度比24人減)で、不登校は97人(同34人減)だったとした。
第Ⅲ期となる26年度の同プロジェクトでは、「あまみ型三層支援モデル」に基づき、子どものSOSを見逃さず、家庭を孤立させない重層的・包括的支援の推進を図ることが目的。①第Ⅰ期・第Ⅱ期にける事業の継続とさらなる充実②児童生徒理解・支援シートの活用研修の充実(年2回実施)③校内教育支援センター(SSW=スクールソーシャルワーカー)の設置④「SOSの受け止め方」に関する研修の充実⑤保護者支援の充実⑥あまみ不登校対策推進協議会の充実―の六つの柱を掲げている。
研修では、鹿児島大学大学院教育学研究科の関山徹教授を講師に招き、講話「関係づくりを大切にした再登校支援~多面的な理解と段階的・協働的な関わり~」があった。講話では、自宅から教室への段階的支援や不登校生徒との交流方法やアプローチ方法などが説明され、仮想事例による短期的・中期的な理解と支援が示されるとともに、グループによる意見交換を行った。
関山教授は講話で「人間関係を段階ごとに把握し支援することが必要」とし、「学校に戻ることがゴールではないが、学校は多くの社会とつながりがあり、そのつながりを回復し、太くしていくことが必要」などと語った。