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「全国の書店で売れる本を出す機会を提供したい」 鹿児島の作家を中心に300冊以上を刊行してきた高城書房 社長の体調不良により5月末廃業
総合 南日本新聞 👁 10

「全国の書店で売れる本を出す機会を提供したい」 鹿児島の作家を中心に300冊以上を刊行してきた高城書房 社長の体調不良により5月末廃業

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 鹿児島の作家を中心に300冊以上の書籍を刊行してきた県内有数の出版社「高城書房」(鹿児島市)が、寺尾政一郎社長(70)の体調不良を理由に5月末で廃業する。寺尾社長は「60歳を過ぎて病気と闘うことが増えた。古希を機に区切りをつけたい」と話した。

 寺尾社長は1981年、同市に印刷会社を設立。後に書籍出版も始め、2002年に高城書房に法人化した。07年に刊行した寺尾美保著「天璋院篤姫」が、南日本出版文化賞。

 最も印象に残っている本は、相星雅子さんが“特攻の母”鳥浜トメさんを題材に書いた「華のときは悲しみのとき」。寺尾社長は南九州市知覧の出身で、面識のあるトメさんに思い入れがあったという。

 「鹿児島の人に、全国の書店で売れる本を出す機会を提供したい」との思いで、長年出版業を続けてきた。いろは歌に関する企画なども考えていたが断念し、「ゆっくり休んで、体力をつけることに専念する」と語った。