合格率13%、高校1年生は全国2人だけ――鹿児島の16歳が1日10時間超の勉強で全経簿記上級合格
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鹿児島情報高校(鹿児島市)情報システム科2年の實村(みむら)心香(ここ)さん(16)が難関の全国経理教育協会(全経)簿記能力検定上級に1年生だった2月の試験で合格した。合格率は一般を含め13.56%で、高校1年生での突破は全国2人だけ。直前1カ月は毎日10時間を超す勉強を続けて合格し「信じられないくらいうれしい」と喜んでいる。公認会計士の登竜門と呼ばれる全経簿記上級は商業簿記、財務会計、原価計算、管理会計の4科目で構成。各100点満点で合計280点以上が合格となる。
實村さんは初挑戦ながら309点を取った。受験者1586人の中で合格者は215人、うち高校生17人の1人となった。合格発表は4月14日にあった。
徳之島の伊仙中学校出身で、寮生活を送りながら簿記部で勉強を続けた。直前の1カ月はスマートフォンを鍵付きの引き出しにしまって、1日あたり平日10時間半、土日は15時間、試験対策に費やした。
實村さんは「自分で決めた勉強時間は必ず実行したかった。始めると集中して時間を忘れるタイプ」と振り返る。将来就きたい職業は未定だが「資格をたくさん取りたい」と目前の目標に集中する。次の目標は6月の日商簿記1級で情報処理の資格も目指す。「がむしゃらに努力を続けたい」と穏やかな表情で決意を口にした。