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幼い頃からの夢をつかみ故郷の空へ――鹿児島大パイロット養成事業1期生の2人がデビュー間近 JAC「若者の志に応えていきたい」
自然・火山 南日本新聞 👁 2

幼い頃からの夢をつかみ故郷の空へ――鹿児島大パイロット養成事業1期生の2人がデビュー間近 JAC「若者の志に応えていきたい」

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 鹿児島大学と日本エアコミューター(JAC、霧島市)、日本航空による地域密着型パイロット養成事業「スカイキャンプ」の1期生2人が、間もなくデビューする。JACの副操縦士として月内にも迎える初フライトへ向け、最終訓練に励んでいる。

 奄美市出身で工学部卒の立山陸さん(26)と、鹿児島市出身で理工学研究科修了の奥紘輔さん(28)。2人は2021年3月に参加し翌春から3年間、養成機関の崇城大学(熊本市)へ派遣された。昨年2月にはJACに入社。主力機ATR型機のライセンスを取得し、現在は機長の指導を受けながら副操縦士として乗務するための現場訓練を積んでいる。

 幼い頃からパイロットになるのが夢だった2人。順調に進めば、初フライトは立山さんが郷土入りの奄美便、奥さんが屋久島便を予定している。

 立山さんは「離島の生活に不可欠な空の便を支える重責と誇りを感じている。1期生として後輩の道しるべとなり、故郷に恩返ししたい」。奥さんは「2人で失敗や悩みを共有しお互いに励まし合って訓練を乗り越えた。安全運航を第一に、地域に愛されるパイロットを目指したい」と力強く語った。

 スカイキャンプは、鹿児島を中心とした地域航空を安定的に支えるため20年度に始動した。鹿大生を対象に、実機を使った操縦体験など実践的なインターンシップを実施。3者の資金支援のもとで、養成機関へ派遣している。1~6期生まで47人が参加。現在、2~4期生の計5人がパイロット候補生として訓練を続けている。

 JACの増村浩二社長は「2人のたゆまぬ努力と多くの方々の応援に支えられて、羽ばたく時がきた。これからも故郷に貢献したいという若者の志に応えていきたい」と話した。