鹿児島県 困難乗り越え屋外公演 ピアニスト村松健さん 大和村戸円で
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奄美在住のピアニストで作曲家、三絃奏者の村松健さんが奄美の聖地を巡る公演の「うとぅぬうしゃぎむん」(うとぅ~しゃ実行委員会主催)が4月26日、大和村戸円のアギティブラ(奇岩)前広場であった。右手の不調という困難を越え、再びピアノの前に立った村松さんに観客から喝采が起きた。うとぅぬうしゃぎむんは島の聖地にピアノを運んであらゆる命とつながる屋外公演。今回で21回目を迎えた。当初は昨年秋に同じ会場で開催を予定していたが、村松さんが右手の不調で演奏活動を休止に。「人生で初めて立ち止まる期間があり、自身の音楽を見つめ直す機会にもなった」という村松さん。今公演はそうした自身の体験も踏まえ『再起動』をテーマに生まれ変わった新たな音楽、演奏を午後3時から開始。小休止を挟みつつ、午後7時まで「春の野を行く」など全21曲を島内外から集まった約100人の聴衆に届けた。出演は村松さん、ベース・ギター奏者の安藤浩司さん、ドラムス・パーカッション奏者の浜田美稔さんのほか、奄美大島出身の新元一文さんと村松さんによる音楽ユニットであるA―pulse(エーパルス)が出演し、舞台に華を添えた。
友人と一緒に演奏を聴きに来た奄美市名瀬の女性(59)は「このような場所で演奏が聴けるのはいい経験。あまみエフエムで流れている曲も直接聴くことができて感動した」と語った。
村松さんは「島のエネルギーが一番満ちるこの季節に『再起動』でき、自然の力を借りて演奏した。またここからストーリーを描いていく思いがあり、それを見守ってくれる多くの方に集まっていただいたことはミュージシャン冥利(みょうり)に尽きる。とてもうれしい」などと語った。