【26年明治安田J2・J3百年構想リーグ 宮崎vs鹿児島「グループ首位・宮崎の論点」】2人のレフティーが「個」で違いを見せる…攻守のバランスも良(2)
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【明治安田J2・J3百年構想リーグ 4月25日 14時00分キックオフ 宮崎 1ー0 鹿児島 KUROKIRI STADIUM】明治安田J2・J3百年構想リーグで、テゲバジャーロ宮崎が快進撃を続けている。WEST—Bグループでここまで11勝1敗の成績を残し、首位を突っ走っているのだ。
J2・J3百年構想リーグでは、EAST-Aグループで首位のベガルタ仙台、EAST-Bグループで首位のいわきFCは、日本人選手を中心に戦っている。一方で、EAST-BグループのRB大宮アルディージャは、クオリティを持った5人の外国籍選手を使い分けている。WEST—Aグループで首位を走る徳島ヴォルティスでは、FWトニー・アンデルソンとFWルーカス・バルセロスのブラジル人デュオが、個人で問題を解決している。
宮崎のスカッドリストには、韓国人のGKとDFが含まれている。ただ、彼らはここまで出場していない。宮崎は日本人選手のみで戦い、グループ首位を快走しているのだ。
チームの躍進を支えているのは、ここまで7ゴールのFW土信田悠生である。背後への鋭い抜け出しとゴール前での決定力が光る。
FK、CK、ロングスローとその流れからも、ここまで7得点を奪っている。デザインしたパターンはほぼ見せておらず、キッカーとの精度と飛び込み選手のタイミングでネットを揺らしている。
昨シーズンのJ3でベストイレブンに選出されたMF奥村晃司が、右足のキッカーとして高精度のボールを供給している。ラストパスの出し手としても、クオリティを発揮している。ここまで7アシストはリーグ単独トップだ。
左足のキッカーは、背番号10を背負う井上怜だ。井上と阿野真拓は、ともに左利きで「個」でマークを剥がすことできる。ドリブルを仕掛ける彼らをダブルチームで防ごうとするチームも増えているが、それでも局面を打開できている。
4月25日に行なわれた鹿児島戦では、阿野が1対0の勝利につながる決勝弾をマークした。奥村のスルーパスに反応してDFラインの背後をとり、GKと1対1になる。得意の左足で軽くボールを浮かして流し込んだのだった。
4-2-3-1のシステムで右から阿野、奥村、井上が並ぶ2列目こそは、このグループで断トツの25ゴールを記録している宮崎のストロングポイントだ。
【明治安田J2・J3百年構想リーグ 4月25日 14時00分キックオフ 宮崎 1ー0 鹿児島 KUROKIRI STADIUM】
明治安田J2・J3百年構想リーグで、テゲバジャーロ宮崎が快進撃を続けている。WEST—Bグループでここまで11勝1敗の成績を残し、首位を突っ走っているのだ。
J2・J3百年構想リーグでは、EAST-Aグループで首位のベガルタ仙台、EAST-Bグループで首位のいわきFCは、日本人選手を中心に戦っている。一方で、EAST-BグループのRB大宮アルディージャは、クオリティを持った5人の外国籍選手を使い分けている。WEST—Aグループで首位を走る徳島ヴォルティスでは、FWトニー・アンデルソンとFWルーカス・バルセロスのブラジル人デュオが、個人で問題を解決している。
宮崎のスカッドリストには、韓国人のGKとDFが含まれている。ただ、彼らはここまで出場していない。宮崎は日本人選手のみで戦い、グループ首位を快走しているのだ。
チームの躍進を支えているのは、ここまで7ゴールのFW土信田悠生である。背後への鋭い抜け出しとゴール前での決定力が光る。
FK、CK、ロングスローとその流れからも、ここまで7得点を奪っている。デザインしたパターンはほぼ見せておらず、キッカーとの精度と飛び込み選手のタイミングでネットを揺らしている。
昨シーズンのJ3でベストイレブンに選出されたMF奥村晃司が、右足のキッカーとして高精度のボールを供給している。ラストパスの出し手としても、クオリティを発揮している。ここまで7アシストはリーグ単独トップだ。
左足のキッカーは、背番号10を背負う井上怜だ。井上と阿野真拓は、ともに左利きで「個」でマークを剥がすことできる。ドリブルを仕掛ける彼らをダブルチームで防ごうとするチームも増えているが、それでも局面を打開できている。
4月25日に行なわれた鹿児島戦では、阿野が1対0の勝利につながる決勝弾をマークした。奥村のスルーパスに反応してDFラインの背後をとり、GKと1対1になる。得意の左足で軽くボールを浮かして流し込んだのだった。
4-2-3-1のシステムで右から阿野、奥村、井上が並ぶ2列目こそは、このグループで断トツの25ゴールを記録している宮崎のストロングポイントだ。
サイドバックとサイドハーフの縦の関係もいい。右サイドはDF松本とMF阿野が、タッチライン際とひとつ内側のレーンを使い分けながら幅を取り、ボランチを交えた連動で崩しの形を作っている。
左サイドではDF下川陽太とMF井上が、決定的なシーンを作り出している。下川は95年生まれの30歳で、チーム最年長選手のひとりとしてキャプテンを任されている。井上との連携で左サイドからの崩しを担っており、ここまで1得点3アシストをマークしている。
就任3シーズン目の大熊裕司監督は、4-2-3-1のシステムに適材適所の人材を当てはめ、スキのない守備と崩し切る攻撃を両立させている。ここまで12試合でクリーンシートを7試合記録しており、7失点はJ2・J3百年構想リーグの全40チームで2番目に少ない。25ゴールは30得点の徳島、28得点のカターレ富山、26得点のRB大宮に次いで4位だ。攻守のバランスに優れていることは、数字が示している。
J3から初めてJ2に昇格した宮崎は、来たる26-27シーズンのJ2リーグで昇格候補に挙げられる存在ではなかった。しかし、百年構想リーグでの躍進によって、今後は他チームから警戒されていくに違いない。
外国人選手に頼らないチーム作りでは、25年シーズンの水戸ホーリーホックがロマン溢れるストーリーを紡いだ。その水戸よりも、宮崎はJ2で実績のある選手が少ない。J2・J3百年構想リーグの残り試合も含めて、宮崎のこれからが興味深い。